nekoton3’s blog

統合失調症の母と猫と。

お前なんか産まなきゃ良かったね

「こんなに苦労させるのならお前なんか産まなきゃ良かったねぇ」口癖の様に言われました。
私は母と居られるだけで幸せで苦労なんて分かりもしてなかったので
なんでそんな事言うの!と泣いてばかり。
今思えば母の気持ちも分からなくはないのですが、だんだん「私は産まれてきたらいけなかったんだ」と考える様になり
これが一生つきまとう事になります。

時には明るく「何しても死ななくて、階段から落ちたりお腹ぶつけたりしてみたけど駄目だったんだよね」と言う母。
母は私をよっぽど産みたくなかったんですねぇ。
似てない事をいい事に「ほんとはね。橋の下で拾ったんだよ。」とか。
私は本気にして、めちゃめちゃ泣きましたよ。

孤児院の実態

ほんの些細な事で暴力を受けます。
職員の態度は酷いものでした。
たった1人のマスールを除いて。
あの職員達も歳をとり今はどんな生活をしているのでしょうか。
私は1年程しかいなかったけれど
良い思い出なんか1つもありません。

生き辛い

幸せなのに、なんでそんなんなの?って言われた。幸せだけど恵まれているけど凄く生き辛い。子供の頃の事がフラッシュバックしてくる。そろそろ慣れなきゃ。きっと一生ついてまわるんだから。
いい加減笑い話にしたいな。

孤児院での生活

月に1度位かな
母が面会にきてくれたのは。
毎日冷たい水で洗濯をするので
私の手はあかぎれで醜いものでした。
帰り際に母が薬を塗り込んでくれて
その手の温もりに泣いていました。
まだ帰れないの?いつ引き取りにくるん?
しつこく聞く私に母は困った顔をして
何度も何度も振り返りながら
帰って行くのです。